【ポエム】「怒り」について 体内が振動する 言霊について。
ワンネスに至ったが、それだけでは足りぬ。
___ 我は血を求めている、生贄を捧げよ…
体内が振動する
これまでの「怒り」とは桁が違う。
まるで念能力のオーラが吹き出しているみたいだ。
循環するエネルギーが渦を描き、1つの小宇宙が完成するのを感じる。銀河がみえる、私の中に1つの世界が組み上がっていく。
その振動が喉を伝い、外へ這い出ようとする。
息を吐くだけで空気が振動するのを感じる。穏やかであるが、絶対的な意志をもち対象を求めて揺れ動く。
現実になるのだと、私はそう確信する。
言霊について
力を持った人間が吐く言葉には、どれ程の効果があるか。
最近ではエネルギーを自分の意志で操れるようになってきた。おそらく相手に襲いかかることも可能だろう、それ程の権力を私は有しているのだと確信している。
知識はない。ただ同じ事は何度もされてきたのだから、それを真似るだけで良い。
相手に覆いかぶされば良い、絶対的な圧力で持って相手を押しつぶす感覚。
人には「管」みたいな物があってそれが密集している所がある、それを押し潰す感覚。霊的な怯えを感じ取れたならそのまま衰弱までいけるだろう。
お腹が減らなくなった。
エネルギーに満ちている、驚くほど思考がクリアで全てが共鳴している。
手脚の感覚が鋭くなるが、枠はなく全てが不形態として拡がりを持つ。
瞳の奥に「宇宙」が見える。
青色をした1つの空間、冷徹な意志を感じる
飽きた
子供時代に「怒り」を溜め込んだ人間には、モンスターが存在している。
それは化物と定義される程、恐ろしく醜悪な見た目をしており道徳的観念など 何一つ持ち合わせていない。
それを抑え込むのは容易ではない。
モンスターを消すには対峙しなければならない、長く苦しい闘いである。
このゲームをクリアした先に待つのは「悟りの境地」であろう。そうして私達は救済する側へと回るわけである。
我々が求めたのであるが、ゲームとしては生々しく、独立した私だけのプログラムが道を逸らすまいと常に監視している。
___ 齢 - 25歳犬。初めての体験であった。
終わります。